ミニマリスト

男をアゲるミニマリスト生活

ミニマリスト(minimalist)とは、最低限のモノで暮らす人のです。ミニマル(最小限の)という言葉からきており、自分の生活に必要のないモノや影響のないモノを積極的に排除します。
自分に必要なモノと不要なモノの判断がつかない人は、意外に多いです。その証拠にインターネットの普及とともに、アマゾンやネット通販でモノを買う人が増え、常に購買意欲を掻き立てられる日常を過ごしています。

気軽にモノを買う人が多いから「アマゾン」は世界最大級のインターネット通販サイトに成長したと言えるでしょう。
そんな消費社会が発展し、モノを買えば幸せになるような時代が続きました。
対して、ミニマリストはモノをたくさん持っていることが幸せなのではなく、「洗練され厳選したモノ」だけで生活する方が自由で幸せだと考えます。ミニマリストはそんな思想からきた新しいライフスタイルです。

断捨離という取り組みを習慣化し、さらに必要最低限を追求した人が本物のミニマリストになれます。
所有物や欲しいモノに対してどう向き合うかを徹底に考えられる男性は、どんどんレベルアップしていけるでしょう。

ミニマリストの魅力

ミニマリストになると、どんなメリットがあるか紹介します。

自分の価値観がハッキリする

ミニマリストは、自分の価値観を明確に持つことができます。自分の好きなモノや必要なモノ、似合うモノなど自分の事を知ると、不要なモノを見極める力がつきます。自分が何を大切にするのか決まっているため、他人の価値観に左右されません。見栄やプライドから解放された決断ができると、他人と比較せずに自分の価値観でモノゴトを選べるようになります。

精神的にゆとりのある男になる

必要なモノだけで管理されている部屋はシンプルで、掃除の手間がかかりません。掃除が早く終わって浮いた時間は、自分のために使えます。自分を見つめ直す時間が作れるので、精神的にゆとりがでるわけです。物理的にもくつろぎやすい空間で過ごせるので、精神的に良い環境を与えてくれます。ミニマリストは、日々のストレスから解放された空間を確保しています。

浪費をしなくて済む

安易にモノを買わないので、無駄な出費をしません。下手な買いモノをするより、性能や耐久性の良い高品質なモノを好みます。厳選したモノを長く使用するので、さらに浪費を抑えられます。また、人間関係においても無駄なつき合いをしません。気を遣う上辺だけの食事会や飲み会に参加しないため、出費を抑えられます。

有意義に時間を使える

ミニマリストは「やらないこと」がはっきりしています。やらないことを「しないための仕組み」を考え、できる限り無駄を省きながら生活するためです。自分が納得できる行動をするので、有意義な時間が過ごせます。ミニマリストはより自分らしく豊かな生活を送るための行動力や決断力を身につけています。

ミニマリストになる方法

ミニマリストになるために、上手なモノ選びの訓練をしましょう。訓練をするには断捨離が1番です。
モノ選びのコツや断捨離について紹介します。

シンプルなモノ

シンプルで用途の広いモノを選びましょう。例えば、お皿。オムライスやパスタなどを盛りつけると、写真に映えそうなデザインのお皿があります。しかし、和食を盛りつける気にはならないかもしれません。何でも盛りつけられる、シンプルな白いお皿か、食材を引き立ててくれる、無地の黒いお皿か使い勝手が良さそうなお皿を選びます。洋服を例にすると、無地のTシャツやデニムなど、他の洋服と合わせて着回しができる洋服を選びましょう。

長く使えるモノ

「安かろう悪かろう」。安いからと言って品質の低いモノは買わないのが、ミニマリストの鉄則です。品質が悪いと何度も買わないといけないので価格がいくら安くても、トータルで出費が増えます。例えば、3,000円の通勤バッグ。毎日使うモノなので、摩擦や重さなどでガタがきてすぐに消耗し壊れてしまうでしょう。1年であと2回他のバッグを購入すると、通勤バッグにかかる費用は、約9千円です。対して本革や特殊素材を使ったバッグだと、1万円程度で値は張りますが1年半は使えます。同じ1万円のコストでも、質の良い商品は半年以上も長く使えます。

好きなモノ

ミニマリストは友達にすすめられたモノやトレンドで購入したモノなど、“何となく”考えてアイテムを選びません。必要最低限のモノで暮らすので、自分が好きなものだけに囲まれて過ごしたいですよね。チープなデザインや長く使えるからとハイブランドの財布を買ったりする必要はありません。最終的には心がときめかないモノは買わなくてもいいです。使えそうであっても好きじゃないモノの購入は避けましょう。

断捨離からスタートする

ミニマリストになるためには、習慣を身につけなければなりません。そのスタートとして断捨離をおすすめします。

不要なものを整理する、断捨離はミニマリストへの第一歩です。身の回りの不要なものを見極め処分していきましょう。断捨離は初心者にとって大掛かりな作業になるため、一気にはじめてはいけません。1週目は衣類で2週目は生活用品、3週目は書類など3週に渡ってじっくりとスムーズに断捨離する計画を立てましょう。

その中でたくさんの不用品がでます。簡単に捨てるのはもったいないので、売れるものは売ってしまいましょう。
不用品の中で捨てようか悩んでしまうのは、ブランド品です。長く使えるモノなのでミニマリストの持ちモノとして重宝しますが、数は必要ありません。シンプルなデザインのブランド品は残して、柄の入ったものは処分するという方法も1つの手です。

例えば人気のルイ・ヴィトンで言うと、市松模様を思わせる「ダミエ柄」や家紋のようなデザイン「モノグラム柄」などはシンプルなデザインではないですね。需要が高いアイテムなので、買取サービス業者を利用すると高値で買取ってもらえますよ。

男の生活に最低限必要なモノとは

ミニマリストを極めるなら極端な話ですが、生活に必要なものをピックアップしてそれ以外は処分します。
男の生活に最低限必要なものをピックアップしてみました。

寝具

睡眠に欠かせないアイテムです。数あるマットレスの中でもコンパクトに収まり収納できる、折りたたみタイプのマットレスはミニマリストから人気を集めています。枕はパイプ枕がおすすめ。洗濯も楽で清潔に保てます。夏は掛け布団1枚で使い、冬は2枚重ねになるセットを選ぶといいでしょう。

バッグ・洋服

社会人男性のバッグは、トートバッグとブリーフケースの計2つ、リュック1つの計3つで十分です。素材は本革や耐久性のあるPVCレザー(合成皮革)などのバッグが長く愛用できます。洋服はシンプルな無地Tシャツや黒のスキニーパンツはデイリー用、ジャケットやアンクルパンツのコーデはお出かけ用としてセットが3つあれば十分でしょう。

家電製品

ミニマリストが必要な家電は、6つです。それは、冷蔵庫/電子レンジ/扇風機・ヒーター/洗濯機/掃除機といったところでしょう。テレビや食洗機、トースターなどは最低限の生活には必要ありません。

ガジェット

現代はPCやスマホがなければ仕事やプライベートで不便です。最低限のガジェット類は必要でしょう。デスクトップPCやノートPC、スマホ以外にも、ポケットWiFiやスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンなど、理想のライフスタイルにあったガジェットを厳選しましょう。

季節のインテリア雑貨を置いたり、壁に絵画を飾ったりなど部屋の装飾品はできるだけ避け、シンプルな生活を心がけます。自分の必要とするモノを厳選し、選択を磨く。男をアゲるミニマリストを目指してみてはいかがでしょうか。