後輩から慕われる先輩になる方法

自分にとっていい先輩像を思い起こす

職場の雰囲気を良くするためにも、仕事を効率よくするためにも、先輩と後輩の関係というのはとても大事です。
仕事を始めて数年が経つと、今まで後輩という立場だったのが、今度は先輩として後輩を教えたりフォローしたりすることになります。
一緒に仕事をするのであれば、やはり後輩に好かれるような先輩になりたいと思うものです。

そのためにも、まず自分が後輩だった時のことを思い出して、自分にとっていい先輩というのはどんな人だったかを考えるようにしましょう。
その姿を思い出し、それを習っていけば、同じように後輩に好かれることになります。
また、逆に好きでなかった先輩の様子を思い出し、反面教師とするということも大切です。

話しかけやすい先輩になる

後輩にとっては、やはり身近な存在でいろいろなことを相談できるというのは頼れる先輩の一つの要素です。
話しかけづらい先輩というのは、相談ができないというだけでなく、何かのミスがあった時に報告がしづらいということにもなり、業務に大きな影響が出ることがあります。

そのためにも、まず自分から話しかけるということを意識して、コミュニケーションが取りやすいという雰囲気を出すようにしましょう。
また、よほど忙しいという場面でなければ、後輩が話しかけてきた時には、少なくても面と向かって話を聞く習慣を身に着けることも大事です。
そして、いろいろ心配になるようなところもあるかもしれませんが、後輩のことをバカにするような言動はせず、真摯に話を聞き丁寧に受け答えしてあげることを意識しましょう。

こうしたことに加えて、表情も大事なポイントです。
もちろん、それぞれの性格や習慣というのもありますが、仕事場では仏頂面を続けるのではなく、笑顔を保つようにします。
後輩はまだ仕事場の人たちの性格を理解していませんので、表情などの表面上のことで人を判断することになるからです。

みんなに公平に接することで後輩からの敬意を勝ち得る

このように、それぞれの後輩への接し方というのと同時に、全体的な見方というのも大事です。
特に誰かを特にえこひいきするのではなく、みんなに公平、平等に接するという態度は欠かせません。
というのも、入社してばかりの後輩は、客観的に同僚や上司を見てみるもので、えこひいきをするような人を避ける傾向が強いからです。

また、自分があまり関心を払われていないと思うと、消極的な気持ちになってしまいます。
逆に自分がえこひいきされていると思うと、周りの目が気になってしまうこともありますので、逆にその先輩との距離を置く原因となってしまうことがあるのです。
やはり、誰にでも同じように接するということはとても大事なのです。