若い内は、お金を稼ぐことや使うことには関心があるものの、節約することに関しては無頓着だったりするもの。
節約というとケチくさくてダサいような印象を持っているかもしれません。
ケチケチするよりも、パーッと使って生活を充実させて、足りなければもっと稼げるように出世するのが理想という人もいるでしょう。
しかし、現実的にはそううまくはいかないもの。
生活を切り詰めるような節約をする必要はありませんが、無駄な出費を抑えて賢くお金の管理ができるほうが、オトナといえます。
その手始めとして、「固定費」を削るところから始めてみましょう。
固定費について
固定費とは、月や年単位で固定でかかる費用のことです。
特に、住宅、自動車、保険、通信は4大固定費と呼ばれており、これらの出費を抑えることで大幅な節約が期待できます。
具体的には、住宅は買うのか借りるのか、自動車は本当に必要なのか、保険は将来のために今を圧迫していないか、通信費は適切か、などを見直します。
どれも出費の額が大きく継続的なので、かかるコストを抑えることができればその分継続的に節約効果が得られるというのがメリットです。
固定費を節約する方法
自動車
自動車は保有しているだけで維持費がかかります。
持っていると確かに便利ですが、使用頻度や周辺の公共交通機関の充実度などを検討して、車を持たない生活は可能かどうかを一度考えてみることをお勧めします。
もし車を持たなくても生活できるようであればいっそのこと手放してしまい、旅行や特別なイベントのときだけレンタカーを借りたりするという手もあります。
保険
もしものときに備えるのが保険ですが、未来のために今を圧迫してしまっては本末転倒です。
保険に入るのであれば、最小の補償内容で加入するのが○。
また、車の運転では安全運転を徹底したり、たばこなどをやめて健康維持に努めていれば、保険料を安く抑えられる商品もあります。
通信
意外と高額になりがちな通信費は、実は簡単に費用を抑えられます。
大手3大キャリアと呼ばれるau、Softbank、docomoなどを利用しているなら、「格安SIM」に乗り換えることで毎月の通信費を大幅に削減できます。
毎月7,000円~8,000円程度通信費がかかっている場合でも、格安SIMに乗り換えることで3,000円/月程度、条件によってはそれよりも安くすることが可能になります。
毎月5,000円削減できれば、1年間で60,000円節約できるので、やらない手はありません。
なぜここまで格安SIMで安くできるのかというと、人件費などが抑えられていて、実店舗がないところが多いからというのもあります。
それでも、大手家電量販店のビックカメラの格安SIMは、実店舗に格安SIMカウンターを設置して、受け取りからサポートまでを行うことが可能です。
ネット上だけの契約か、それとも対面でのサポートを望むのかは人それぞれですが、やはり安心面で言えば対面のほうに白旗が上がるでしょう。