会社を辞めたいと思ったことがある人
会社に勤務している人ならば、必ず一度くらいは「辞めたい」と思うことがあるのではないかと思います。
今や新入社員のうち3年以内には半数近くの人が一度は辞める時代ですので、単に「辞めたい」と思うだけでなくそれを実行に移す人も少なくはないのが実情です。
辞めたいと感じる理由はそれぞれだとは思いますが、ほとんどの場合徐々に徐々に蓄積されてきた不満のようなものが、あるきっかけで一気に「辞めたい」という自覚に変化するのではないかと思います。
そのきっかけとなる出来事としては「急に給与がカットされた」「連日長時間残業を強制されているのに全く評価されていないことがわかった」「他の人の給与と比べて自分が大幅に少ないことがわかった」というようなことが挙げられます。
辞めたいと思うきっかけとして、やはり給与は数字としてはっきり結果が確認できることから辞めたいという気持ちを行動にうつさせる大きな動機として働くようです。
実際、給与を大幅にカットされたり、給与遅滞が起こり始めたりというのはかなり業績が悪化している証拠となるため、いつまでも不満を抱えてしがみついている意味というのはないのではないかと思います。
真面目な人ほどそうした会社の経営危機に面したときに「ここで頑張らないと」といった義理を感じてしまうようですが、はっきり言って泥舟に最後まで残っていても誰もその行動は褒めてくれません。
給与を減額されたり、遅滞が普通に起こってくるということは自分の働きを企業は大切に思っていないということになりますので、もし潰れるまで我慢をして居座っても感謝をされることはないでしょう。
断言してもよいですが、給与の支払いに問題が生じたり、給与額に明らかに不平等がある会社というのは社内組織にそもそも問題があり、かつ従業員に対して平等や公平ということをしようと思っていませんので信頼をしすぎるのは危険です。
人間関係で辞めるのはアリかなしか
実際に転職を実行にうつした人がその本音の動機としてかなり多く挙げるのが「人間関係」です。
人間関係は同僚との関係の他、上司や経営者との相性があり、どこまで我慢をするかということは非常に悩ましいところです。
もし我慢をしていて一定期間が過ぎれば転勤や異動があるということならじっと嵐が去るのもよい方法です。
しかし異動のない小さな会社であったり、今後もずっとその状態が続いてしまうということならいっそのこと辞めてしまってもよいのかもしれません。
いずれにしても精神論だけで我慢をしすぎてしまっていると、自分の心が先に壊れてしまいますので、危険を感じたら早めに逃げるということも立派な健康対策です。